ひもんやだよりWEB版
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ひもんや内科消化器科診療所
〒152-003 目黒区碑文谷2丁目6-24
TEL.03‐5704‐0810

ひもんや俳壇

2016年8月号

一般投句

  • 期日前投票終へし梅雨の晴
    富所 敬子
  • あぢさゐのしっぽり濡れて色を増し
    滝口 智子
  • 心身の疲れ忘れし心太
    畑山 則子

向原喜楽会・不動会・原町さくら会

  • 新聞の兜をかぶり柏餅
    安藤 虎雄
  • 地震の地に住みて怖れてはや立夏
    鈴木恵美子
  • 足元の蟻行列のどこへ行く
    小針カツ子
  • 祭酒獅子の口より手がのびて
    笹島美和子
  • 家の前おどけ神輿の一ㇳをどり
    廣門登喜子
  • パン種の息づく匂ひ街薄暑
    吉田 新子
  • 初夏の池一羽の鷺が人を呼ぶ
    川部 義明
  • 新しき肘かけ椅子に新茶汲む
    仲島  信
  • 更衣飯頭さんの身の軽く
    藤田 静枝
  • 藤房の風にゆられて散り急ぐ
    譲原 節子
  • 雑草の強さを欲しと草むしり
    市川須美子
  • 鈴蘭の忘れをりしが一面に
    中村 常子

竹の子会

  • ほんのりと雨に酔ひたる四葩かな
    苅野 玲子
  • 国賓の発ちし伊勢路に南風
    渡辺 幸江
  • 待ちかねて波へ突進海開
    千葉ゆり子
  • 濡れ石に雨蛙ゐる茶庭かな
    安達久美子
  • いつの間に壁一面の蔦若葉
    苅野 節子

ミモザ会

  • 梅筵広げて匂ふサンルーム
    佐々木巴里
  • 日傘閉ず谷戸に風道ありにけり
    三国 紀子
  • 蛍火や恋みのらねば星となれ
    石橋万喜子

黒澤三主寿

  • 地下鉄を出れば即ち祭町
    黒澤三主寿
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