ひもんや俳壇
2019年3月号
一般投句
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喪の我に孫の賀状や婚も告げ滝口 智子
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近道の残雪を踏み登校す畑山 則子
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木枯やふと口遊むボブディラン戸上 和
向原喜楽会・不動会・原町さくら会
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おみくじの大吉と出し初詣安藤 虎雄
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子どもらを小躍りさせし初みくじ鈴木恵美子
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初夢を話してくれぬ子となりし笹島美和子
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宮近く住み白椿紅椿吉田 新子
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泥流を浮きつ沈みつ白椿川部 義明
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鶯の越後なまりか口ごもる仲島 信
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手庇に春光仰ぎみることも三浦 絢子
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春一番予報日本縦断す藤田 静枝
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浮かれ猫右往左往や路地の闇森崎 富貴
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初釜の皆の笑顔が揃ひけり譲原 節子
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年移る母の歳より一つ越え中村 常子
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心待ち雪合戦の出来る日を小林 智子
竹の子会
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にぎはひは里にまかせて山眠る苅野 玲子
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冬の朝作務衣忙しき京竈渡辺 幸江
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玻璃ごしに富士の山見ゆ冬の朝千葉ゆり子
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散るものを全て尽くして山眠る安達久美子
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年重ね身心ともに冬籠り苅野 節子
ミモザ会
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雛壇を仕舞ひ茶室にもどしけり佐々木巴里
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日陰にも滞りなき芽吹きかな三国 紀子
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松が枝にかんざしほどの春の雪石橋万喜子
黒澤三主寿
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なほざりの狭庭にも色寒椿黒澤三主寿