ひもんや俳壇
2022年8月号
一般投句
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ゆるゆると巻き取るホース大西日畑山 則子
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翡翠の青き飛沫と光かな持原 篤子
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トロ箱の「つ」の字の鱧や市の朝戸上 和
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芦原の夜をつらぬく遠花火佐藤加代子
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読み終へし絵本に涙団扇風辰馬 京子
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老鶯や一声二節朗々と木村 遊風
向原喜楽会
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紫陽花の色とりどりに雨上がる鈴木恵美子
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梅雨寒や重ねし年の重き膝山崎 浦子
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それぞれに佳き名持ちけり花菖蒲笹島美和子
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雨後といふ森の静かさ蝸牛仲島 信
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母の忌やすっくと立ちし花菖蒲吉田 新子
竹の子会
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玻璃越しに花散らす雨ウクライナ苅野 玲子
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読み返す吉書の付箋春灯下渡辺 幸江
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いつまでもそばに置きたし春火鉢千葉ゆり子
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アネモネの瑠璃引きしめる黒き芯安達久美子
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アネモネの色とりどりに開き初め苅野 節子
ミモザ会
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白粉で鼻筋通し祭の子佐々木巴里
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枝先にかたまり垂るゝ凌霄花三国 紀子
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新涼や拭きかさねゆく皿の音石橋万喜子
黒澤三主寿
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高階の見下ろす花火まん丸に黒澤三主寿