ひもんや俳壇
2025年2月号
一般投句
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新聞にチラシどっさり師走かな畑山 則子
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山茶花のほとほと散りし夕明り戸上 和
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冬夕焼うっすら美しく胸を打つ村上 允子
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初明り鋸山を借景に佐藤加代子
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手術日を控へし夜半の隙間風長島 ちよ
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一汁に一菜に足る雪籠村田 時江
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立春も暦のみなる北の町木村 遊風
向原喜楽会
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雨の降る度ごと秋の深みゆく藤原和歌子
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倒木を土に返すか秋の雨笹島美和子
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遠く近く声聞えくる運動会吉田 新子
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園庭に挙がる歓声運動会藤田 静枝
竹の子会
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無縁仏野菊は誰が手向けしや苅野 玲子
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秋雨の滲む朝刊総裁戦渡辺 幸江
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馬肥ゆる子供食堂みな笑顔千葉ゆり子
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美術展の図録繰る夜の秋の雨安達久美子
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峠越え拡がりひろがる花野かな苅野 節子
ミモザ会
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一寸にして貫禄の福寿草石橋万喜子
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小春日の蜆蝶とは落着かず小島 愛子
三國紀子
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活けるには一輪が良し紅椿三國 紀子