令和七年度 ひもんや俳壇賞
2026年1月号
令和七年度
ひもんや俳壇賞
三國 紀子
選
※「ミモザ会」は特別作品として選外とさせていただきました
大賞
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老いたれば遥拝となる初詣藤田 静枝年を取ると石段、坂道は上るのが大変になります。でも気持だけは新たにとの思が充分に伝わって来ます。
次席
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釣人にひかり惜しまぬ雪解川長島 ちよ釣日和、雪解の水のかがやきに釣人も心置きなく釣を楽しむ風景が目に浮かびます。
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客送り出してしばらく月の門菊地 道江お客を送り、夜空を見上げれば素晴らしい月。しばらく見上げていたい月です。
ひもんや診療所・院長賞
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夏に入る何をするにも腕まくり畑山 則子気合が入っていますね。張り切って家事をされる様子が目に浮かびます。元気の出る句です。
秀作
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亡き夫と語り合ひたる夜長かな千葉ゆり子
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ヘアカットうなじに初夏の予感あり戸上 和
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立春も暦のみなる北の町木村 遊風
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朝顔を数へて母と子の笑顔苅野 玲子
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節分の福豆雀と分ち合ふ渡辺 幸江
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落ちてなほ椿は径を装ひり安達久美子
佳作
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峠越え拡がりひろがる花野かな苅野 節子
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廃校の門を彩り紅白梅藤原和歌子
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聖堂の日時計春の昼を指し佐藤加代子
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あじさゐの路地をせばめて今盛り吉田 新子
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みちのくの暦の上の立夏かな加藤 京子
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七草を刻む俎板古びけり佐藤 朋子
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公園のどこ歩いても花吹雪谷 けい子
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春眠の母の抱く子も眠りをり榎本 夏木
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みちのくの短き夏の今盛り杉田 美子
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冬夕焼けうっすら美しく胸を打つ村上 允子
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みちのくの友の便りは雪のこと鵜川ヤス子