ひもんやだよりWEB版
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ひもんや内科消化器科診療所
〒152-003 目黒区碑文谷2丁目6-24
TEL.03‐5704‐0810
2021年06月号掲載
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新型コロナウイルスワクチン接種に出務しています
接種会場でのQ&Aご紹介

Q. 接種後、入浴してよいか?

A. OK。ただし接種したところを強く擦らないでください。

Q. 接種後、薬はいつも通りのんでもよいか?

A. OK。指示通り服薬を継続してください。

Q. 今夜、お酒をのんでもよいか?

A. OK。特に制限はありません。

Q. 明日、大学病院で検査なのだが、行ってよいか?(ほかの人に感染させるのではないか?という意味で)

A. OK。ウイルスそのものを接種するわけではないので、問題なし。ただし接種後に痛みや熱が出る場合があるので、体調に留意してください。また、2回目の接種の方が熱や痛みが強くでる傾向があるので、2回目接種の翌日や翌々日には、受診など大切な用事を入れない方がいいかもしれません。

Q. 2回目の接種の予約はどうしたらいいか?

A. 接種後に待機していただいている間に、この会場でご予約できます。会場スタッフがご相談をお受けします。

Q. 2回目の接種が、3週目の日に予定があって、予約できない。どうしたらよいか?

A. 今目黒区で接種しているファイザー社のワクチンは、1回目接種から3週間後に2回目の接種を行うことが推奨されていますが、多少遅れても2回目接種は行ってください。1回目から3週間以上期間があいても、2回目接種は有効、と報告されています。なお、大手町の大規模会場接種ではモデルナ社のワクチンが使用され、こちらは1回目接種から4週間後に2回目の接種が推奨されています。

Q. ワクチンを接種したあと、PCR検査を受けると陽性になるのか?

A. ワクチンで感染することはありませんし、PCR検査は咽喉や鼻や口腔に付着しているウイルスの遺伝子を調べる検査なので、接種により誘導された遺伝子を検出する可能性はありません。もし接種後に感染を疑う症状があったり、濃厚接触者ということで、PCR検査を受けて陽性、ということがあれば、それはワクチンの影響ではなく、実際の感染の可能性があります。

Q. 一度コロナに感染して治ったのだが、接種したほうがいいか?2回目も接種したほうがいいか?

A. 今のところ、感染治癒後の方にも未感染の方と同じスケジュールでの接種を推奨しています。感染しても無症状で治ってしまい、感染を自覚されていない方もたくさんいて接種を受けているので、その方々も同様とお考えいただければ、とおもいます。ただし、一度感染した方は、未感染の方よりも接種後の痛み、発熱といった副反応が強く出る、という報告があります。2回目接種に関しては、ご心配であれば、主治医に相談の上ご検討ください。

Q. ワクチンはどのくらいの期間有効なのか?(予防効果が続くのか?)2回目接種したあと、また打たなくてはならないことはあるのか?インフルエンザのように毎年打つことになるのか?

A. まだわからないです。このワクチンを接種して1年後どうなったかのデータがまだないからです。3回接種で現在騒がれてる変異ウイルスへの効果が高まるという報告もあるので、今後追加接種が検討される可能性はあります。また変異しやすいウイルスなので、インフルエンザのように型を変えながら毎年接種、ということになるかもしれません(が、毎年こんなことをやるのはたいへんですよね・・・)。

Q. 接種後自宅に帰ったあとに(夜中などに)具合が悪くなったらどうすればよいか?

A. 接種によるアナフィラキシーショックの90%は接種後30分以内に起こっていますので、30分会場に待機して異常がなければ、その後の心配は少ないとおもわれますが、万一体調不良が生じた場合は主治医※にご相談ください。また東京都の医療機関案内サービスひまわり(03-5272-0303)では24時間医療機関を案内していますので、ご利用ください。※当院かかりつけの患者さんは、いつでもお電話ください。

Q. 接種後に熱や痛みが出た時のために、解熱鎮痛剤をもらえないか?薬局で買った熱さましをのんでよいか?ロキソニンをのんでよいか?

A. 接種会場では解熱鎮痛剤の提供は行っていません。万一痛みや熱が辛い場合は主治医にご相談ください。接種後の痛みや熱に対して、解熱鎮痛剤を使うことでワクチンの効果が落ちる、という報告はありませんので、辛い場合の服薬は問題ありません。消化器系の副作用の少ないアセトアミノフェン系をお勧めしていますが、ロキソニン等の消炎鎮痛剤を服薬しても構わないとおもいます。ただし服薬の指示は問診医の指導の範囲を越えますので、処方した医師、薬剤師の指示に従ってください。

Q. 接種する前に(今)、予防的に痛み止めをのんでいいか?

A. 服薬に関する指示は問診医は行えませんが、消炎鎮痛剤の接種前投与は、ワクチンの免疫反応を抑え、効果が減弱する可能性が否定できないので、お勧めしません。

Q. 消毒用アルコールにかぶれるが、接種できるか?

A. 問診票にもその旨記載しますが、接種の際にご自身からもお伝えください。接種時のアルコールによる皮膚消毒は必須ではありません。海外では消毒をせずに服の上から接種している例もあるくらいです。またアルコールアレルギーはワクチン接種によるアレルギー反応とは関連しないとおもいます。

Q. 左腕が麻痺しているので、右腕に接種してもらえるか?

A. 接種後の痛み、接種部位の腫れがある場合がありますので、利き腕の反対側への接種が一般的です。麻痺がある場合は、麻痺側に打った方が、麻痺していない方の腕が使えるのでいいかもしれません。

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