ひもんやだよりWEB版
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ひもんや内科消化器科診療所
〒152-003 目黒区碑文谷2丁目6-24
TEL.03‐5704‐0810
2022年12月号掲載
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新型コロナワクチン接種後の心筋炎・心膜炎について

心筋炎・心膜炎の主な症状は胸痛、呼吸苦で、運動や体の位置によって痛みや呼吸苦が強くなることもあります。

新型コロナウイルスやその他のウイルス感染は、心筋炎・心膜炎の原因となりますが、極めて低頻度(100万回接種当たり数十例)ではありますが、新型コロナワクチン接種後にも発症することが報告されています。

低頻度ではありますが、10代から20代の男性に多い傾向にあり、厚生労働省では注意喚起をしています。(図1)

しかし、ワクチン接種後の心筋炎・心膜炎が重症化することはまれで、多くは10日程度で改善しますし、新型コロナウイルス感染による心筋炎・心膜炎の頻度よりも低いことから、ワクチンの接種自体は推奨しています。

ワクチン接種後の心筋炎・心膜炎は、接種直後よりも、翌日から数日後から症状が出ることが多いので、ワクチン接種後に、胸の痛み、動悸、呼吸が苦しい感じがするなどの症状がございましたら、ご来院ください。

当院では、心電図検査、胸部レントゲン検査を行い心臓の状態をチェックし、必要に応じて採血迅速検査を追加して、心筋や心膜の炎症やダメージを評価した上で、心筋炎、心膜炎の可能性が高い場合には、専門医療機関に紹介しています。

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